「逆フリン効果(逆フリン現象)」から見る現代の最強子育て|幕張本郷・幕張西・習志野地区の個別指導なら学習塾本塾
幕張本郷・幕張西・習志野地区の個別指導・プログラミング教室、英語教室、学習塾本塾ミズシマです。
保護者様がお子様をより理解できるように「勉強ができる子どもに育てる方法」を連載しています。
初めてお読みになる方は、
【子育て】勉強ができる子どもに育てる方法|幕張本郷の個別指導なら学習塾本塾
をお読みください。
さて「逆フリン効果(逆フリン現象)」という言葉を知っていますでしょうか?
私が以前に学校の教員をしていた時、社会(日本史)の定期テストの試験監督をしていたのですが、その時の試験範囲が「不輸不入権(ふゆふにゅうけん)」だったんですよね。生徒たちの解答用紙を見ていると、正しい解答(不輸)書いている生徒も多い中、間違う生徒の大半が「不輪」と書いてしまっていました。
ちゃんと意味を考えて書きなよーと心の中で思いながら教室を回っていると、ただ一人「不倫」と書いている生徒が、
「絶対定期テスト用紙に書いてはいけない言葉!」
と吹き出しそうになるのを堪えた思い出がありますが、「逆フリン効果(逆フリン現象)」のフリンはそっちではないのであしからず。
「フリン」というのは「逆フリン効果(逆フリン現象)」や元の「フリン効果(フリン現象)」を研究した研究者の名前です。
「逆フリン効果(逆フリン現象)」を簡単にまとめてみた
「フリン効果」とは、20世紀を通じて標準化された知能検査の平均スコアが世代を追うごとに上昇した現象のことです。
一方で、「逆フリン効果(逆フリン現象)」とは1990年代以降の先進国を中心に低下へと転じている現象のことです。
「フリン効果(現象)」はなぜ起こった?
「フリン効果(現象)」が起こった理由は、
①学校教育の期間延長とカリキュラムの変化
②栄養状態と公衆衛生の改善
③家族構成の変化(少子化)
が考えられます。
今のおじいさん、おばあさん世代では、大学に行くのは当たり前ではありませんでした。中卒でも会社の社長なんて多かった時代です。
現代では、大学全入時代と言われ、高校卒業は当たり前、大学に行くことも珍しいことではありません。
教科書内容も昔に比べてどんどん量が増え、難しくなりました。先進国では特に飢えている人は少なくなり、栄養に対する知識も周知され深まっているでしょう。
また、少子化によって、一人ひとりにかける時間や経済的資源(教育投資)が増加し、恵まれた環境で学ぶことが出来る子どもが増えてきています。
「逆フリン効果(逆フリン現象)」はなぜ起こっている?
ではなぜ、「逆フリン効果(逆フリン現象)」は起こっているのでしょうか?
①環境的な改善の飽和(天井効果)
②デジタルメディアの普及と読書習慣の変化
③認知機能の外部委託(アウトソーシング)
④化学物質への暴露や栄養バランスの偏り
⑤ COVID-19パンデミックの影響
が考えられます。
①環境的な改善の飽和(天井効果)のようにこれ以上教育環境を単純によくすることは難しいと思いますし、⑤ COVID-19パンデミックのような一時的な要因も大きいと思います。
しかし、やはり
②デジタルメディアの普及と読書習慣の変化
③認知機能の外部委託(アウトソーシング)
④化学物質への暴露や栄養バランスの偏り
の3つは見過ごせません。
今の子どもたちは携帯やタブレットでYouTubeなどの動画やゲームばかりしています。間違ってはいけないのは、動画やゲームがいけないのではないのです。考えることをさせない動画やゲームをただひたすら見ていることが悪いのです。
読書もさせればいいというものではありません。読書した時に、「自分が登場人物だったら」「自分の周りに応用したらどうなるだろうか?」と考えることをしなければ教育効果は限定的です。
また、昔は、日頃から連絡する電話番号は覚えていましたし、地図を見ながら目的地まで向かっていました。便利な世の中になり、頭脳を使わなくても携帯が代わりをしてくれます。頭脳を使う習慣がないのです。
④化学物質への暴露や栄養バランスの偏りも見過ごせません。以前、本人も一生懸命勉強しているし、先生も一生懸命面倒をみているけれどもなかなか成績の伸びない生徒がいました。
その生徒がお腹がすいたからコンビニで夕飯を買って帰ると言いました。「何を買って帰るの?」と聞くと「ハロハロ2個買って帰る!」というのです。「デザート2個?主食ないの?」と思わず聞いてしまいましたが、おそらく栄養という概念がないのでしょう。空腹が満たされればいいし、自分の好きなものを食べればいいと思っているのでしょう。
ものがあふれる時代でも栄養状態が良くなるとは限らないことを痛感しましたし、子どもの栄養状態に気を配ることが教育にもつながるのだと実感しました。
「逆フリン効果(逆フリン現象)」から見る現代の最強子育て
私のブログでは長々と解説をすることが多いですが、学習塾本塾の保護者様は結構読んでくれていることが多いですよね。
「この前こんな記事書いていましたよね!」って言われるとどんだけ熱心なんだろうと驚くほどです。
私の長々としたブログに付き合ってくれる保護者様だからこそ、きちんと子育てや子供への教育を考えてくれているんだなと感謝しています。
話はそれましたが、「逆フリン効果(逆フリン現象)」から見る現代の最強子育てを語ろうと思いますが、端的にまとめると
「頭脳で考える習慣(生活)」
と
「栄養バランスの取れた食事」
です。
学習塾本塾では、学習指導要綱が「思考力」を謳う前から「自考学習」というコンセプトで塾を開校して10年になります。
やっと、一方的な教育から子供の頭脳を使う教育、考えさせる教育の重要性を時代も教育も社会も理解してきたのだと思います。
しかし、それを理解している保護者は一握りである気がします。
では、「頭脳で考える習慣(生活)」や「栄養バランスの取れた食事」はどうやったら手に入るか?
それが聞きたいですよね。
「栄養バランスの取れた食事」については、料理研究家であり、ダイエットコーチの「いくとうひさよ」さんの協力により書いた以下の記事をご覧ください。
(そろそろ続編書きたくなりました)
当日でも大丈夫!テストで成績が上がる勝負飯|幕張本郷・幕張西・習志野地区の個別指導なら学習塾本塾
私は教育者なので、「頭脳で考える習慣(生活)」についてじっくり語っていきたいと思います。
「頭脳で考える習慣(生活)」はどうやったら手に入るか?
現代の最強子育てのために必要な「頭脳で考える習慣(生活)」はどうやったら手に入ると思いますか?
昔は「自分の頭で考えろ!」っていう人がいましたが、そういうことではありません。教育がわかっている人、子どもを導くのが上手い人は、結果を一方的に強要するなんてことは絶対しません。
まず前提条件として、子どもになってほしいイメージは子どもにはつたえないことです。なぜなら、いくら親が子どもになってほしいイメージを伝えても正しく伝わらないですし、逆にこうなってほしいと伝えると素直に従いたくないのが子ども心です。
親が戦略的に子どもを導きながらある程度は子ども自身の成長と力にゆだねてみる。これくらいがちょうどいいのではないかと個人的に思います。
では、具体的に、どのようにすれば「頭脳で考える習慣(生活)」は手に入るでしょうか?
デジタルデトックス最強説
「頭脳で考える習慣(生活)」に一番良いのが何と言っても「デジタルデトックス」です。
ここで勘違いしてほしくないのは、大切なのは「デジタル機器を悪者にしないこと」。スマホやインターネットは便利な道具ですが、使われる側ではなく、使いこなす側になることが重要だと言うこと。デジタルデトックスとは、「スマホをやめること」ではなく、「自分にとって本当に大切な時間や人間関係、学びに意識を向け直すこと」なのです。
具体的には、
食事中はスマホを触らない
寝る1時間前からスマホを見ない
休日の半日だけSNSを見ない
家族との時間はスマホを別の部屋に置く
散歩や読書をする時間を作る
などです。これらは大人でも有効です。
勉強に集中させるためにも
勉強するときはスマホを別室に置く
リビング学習中は家族全員がスマホを置く
家庭内で「スマホを見ない時間」を作る
などが有効でしょう。
効果としては、
集中力の向上
ストレスの軽減
睡眠の改善
家族や友人とのコミュニケーションの増加
幸福感の向上
が期待できます。
ここで絶対的な条件は「提案した人が率先して参加すること」「できるだけ家族全員巻き込むこと」です。
だいたい、相手に強制して自分はやらない人は一番信頼されません。
子どもにしてほしいのであれば、親自身も付き合うことが重要です。
WHクエスチョンを心がけよう!
学習塾本塾の塾長として数多くの3者面談や学習相談を行ってきました。
その経験から保護者様の子育ての特性は保護者様の子どもに対する接し方、話し方である程度わかります。
保護者様の教育で足りない所をカリキュラムに足してあげるとうまくバランスが取れて子どもの成績が上がりやすくなることもしばしばです。
その中で、勉強ができる子供に育てられている親は「WHクエスチョン」が多いことに気が付きます。
子育てにおける「WHクエスチョン」とは、
What(何)
Why(なぜ)
When(いつ)
Where(どこで)
Who(誰が)
How(どうやって)
など、「はい」「いいえ」だけでは答えられない質問のことです。
例えば、
❌「宿題終わったの?」(Yes/Noで終わる)
ではなく、
⭕「今日の宿題は何が出たの?」
⭕「どこが難しかった?」
⭕「どうやって解こうと思ったの?」
⭕「なぜそう考えたの?」
と質問するイメージです。
それによって
① 子どもの思考力が育つ
② 会話が広がる
③ 子どもの本音が見えやすい
④ 主体性が育つ
などの効果が期待できます。
私が娘を2人育ててきて、一番意識したのはこのことです。
私が特におすすめしたいのは、
「どう思う?」
「どうしたい?」
「どうすればいいと思う?」
の3つです。
この質問は、親が答えを与えるのではなく、子ども自身に考えさせるためです。
子育てでは、正しい答えを教えることよりも、「自分で考える習慣を育てること」が長い目で見ると大きな価値があります。
WHクエスチョンは、そのための非常にシンプルで効果的なコミュニケーション技術なのです。
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