【中学社会定期テスト】地形図問題の解き方と勉強法|幕張本郷の個別指導なら学習塾本塾
幕張本郷の学習塾本塾ミズシマです。
中学校の定期テストで理解が難しく解けないという生徒が多く出る単元が「地形図」です。
なぜ、みなさん「地形図」で躓いてしまうのか?それには理由があります。
中学生が地形図で躓く理由
中学生が地形図で躓く理由は以下の通りです。
①社会なのに暗記でなんとかならない
②個人によって習熟スピードに差が出る
③アウトプット(演習)をしないと問題が解けない
④色々な能力が必要なので、どこができていないのかわかりにくい
社会が得意な生徒が躓いてしまうのが「地形図」です。
なぜなら、社会が得意な子どもの特徴は①暗記が得意または②社会に興味がある子どもがほとんどです。
そして、地形図は暗記で克服できませんし、「私、地形図好きなんだよね」という人は少ない単元です。
社会が好きな人って、歴史好きの方が多いですし、地図が好きって人はいますが、地形図好きって聞いたことがないですね。
地形図で問われる問題と必要な能力
一言「地形図」と言っても様々な問題があります。しかもそれぞれ必要な能力が異なります。勉強ができる子どもは勉強に必要な能力が幅広く育っているので、先生が「帰って問題を解いておけよ」と言えば済みますが、多くの中学生はそうではありません。
では、地形図で頻出の問題形式はどんなものがあるでしょうか?
1.地図記号問題
必要とされる能力・・・暗記能力
攻略ポイント・・・暗記法、先生や友人にチェックしてもらう
地図記号の問題は、暗記ですので、他の社会の単元と変わらない勉強のやり方でも問題ありませんね。
ちなみに地図記号とその由来が国土地理院の資料に載っていますので、参考にすると覚えられますよ。
2.地形断面図の作り方
必要とされる能力・・・作図能力
攻略ポイント・・・一回自分で書いてみる(問題を解いてみる)
側線と等高線が交わる所をマークして、そこをつなぎます。
直線に繋ぐのではなく、なめらかにつなぐ所がポイントですね。
学校の教科書や参考書に載っているので説明はいらないと思いますが、「なんだっけ?」という人のためにリンクを付けておきますね。
3.地形図を発行している政府機関は?
必要とされる能力・・・暗記能力
攻略ポイント・・・知っていれば誰でも解ける
答えは「国土地理院」です。もう覚えましたね。
地形図と比較される上空から撮影されたもの・・・「空中写真」
パソコンなどの端末から利用でき、場所の検索や縮尺の設定ができる地図・・・「デジタル地図」
も出やすい問題なので、覚えておくといいですよ。
4.方角、方位を答える問題
必要とされる能力・・・暗記能力+理解能力
攻略ポイント・・・きちんと問題を理解する
<問題例>
地形図Aの○○駅からFの寺院の方角を八方位で答えなさい。
方角、方位を答える問題は、簡単な問題なのですが、ミスが多く出る問題です。
どこから考えるのか勘違いする人や方角なのに「東北」(正しくは「北東」)と答える人がいるので、小学生で学ぶ内容を理解しているかがポイントです。
5.地形図の縮尺を答える問題(主曲線、計曲線の問題を含む)
必要とされる能力・・・暗記能力+理解能力+読み取り能力
攻略ポイント・・・等高線の種類を覚えたら問題を自分で解いてみる
<問題例>
この地形図の縮尺を答えなさい
地形図Aにおいて、主曲線は何mごとに引かれているか?
地形図を含め、地図の縮尺は色々な縮尺が可能ですが、国土地理院が発行している縮尺は2種類なので、2万5000分の1と5万分の1の2択です。
同じ地図で両方答えなさいって言われたら、大きい方が2万5000分の1、小さい方が5万分の1です。(ズルい?)
やや難しい問題になると、主曲線や計曲線の幅から縮尺を推測する問題が出ます。それぞれの等高線(主曲線や計曲線)の幅は覚えておきましょう!
<等高線の種類>
2万5000分の1の地形図の場合
計曲線・・・50mごと
主曲線・・・10mごと
5万分の1の1の地形図の場合
計曲線・・・100mごと
主曲線・・・20mごと
ポイント・・・5万分の1になるとすべて数字が2倍、主曲線の5倍が計曲線。
ノーヒントに思えても、地形図の太い線(計曲線)が何mごとに引かれているかわかれば、縮尺がわかりますよ。
ちなみに、市街地は平野が多く、様々な表記が混じるので、山間の辺りで等高線を確認しましょう!
6.地形図から実際の距離を求める問題
必要とされる能力・・・読み取り能力+計算能力(単位変換含む)
攻略ポイント・・・実際に解いてみること。計算は丁寧に、単位変換ミスに注意。
<問題例>
地形図Aにおいて、XーY間は長さ4cmである。実際の距離は何mか?
中学生が一番苦手意識がある問題ではないでしょうか?まずは、縮尺は2万5000分の1か5万分の1なので、地図上の長さはわり算で求められています。ですから実際の距離はかけ算すればいいんですよね。
問題例であれば、縮尺が2万5000分の1の場合は、
25000×4cm=100000㎝=1000m=1kmとなります。
縮尺が5万分の1の場合は、
50000×4cm=200000㎝=2000m=2km
ていねいに計算すること、単位換算に注意することが重要ですが、生徒に必ず言っていることは「常識で考えてね。」ってことです。
JR幕張本郷駅から隣駅の幕張駅までの距離が約2kmです。多くの問題が駅が1駅~2駅ありますよね。
それが間違えて20kmとなってしまうと、JR幕張本郷駅から総武線の終点JR千葉駅(5駅間)まで行っても約10km。東京方面に20km進むと新小岩駅に到着してしまいます。千葉東京の県境を越えてしまうわけです。
(千葉県にお住まいでない方も駅間の距離が10km以上ってなかなかないと思います。)
ですから街の地図で20kmってどんだけ!となります。逆に200mってなったら中学校の中に入ってしまうような距離ですからね。
7.地形図の読み取り問題
必要とされる能力・・・暗記能力+理解能力+読み取り能力
攻略ポイント・・・実際に解いてみること。正しいものを答えるのか誤っているものを答えるのか注意。
<問題例>
時代の異なる同じ範囲を表した、異なる地形図A・Bから読み取れる変化として、誤っているものをひとつ選びなさい。
①○○の幅(距離)は○○年より××年の方が広くなっている。
②建物や住宅の数は、××年の方が増えている。
③○○から××の標高差は、〇m以上である。
④XからYまでの直線距離は約〇kmである。
地形図の読み取り問題は、一番難しい問題でしょう。なぜなら、今までの問題形式をすべて入れることが可能であるからです。
「○○の南側に果樹園が広がっている」と書かれていて、果樹園の地図記号がわからなければ答えられないし、縮尺の計算ができないとわからないこともありえます。
一通りの問題形式を確認し、読み取り問題を解けるレベルまで頑張ってみよう。
そうすれば、地形図は怖くないですよ。
千葉県立入試では地形図の問題は頻出です。
学習塾本塾のある千葉県では、地形図の問題は毎年のように頻出で出題されます。
定期テストに向けても重要ですが、入試でも出題されますので、今後も解けるようにしっかり勉強しておきましょうね。
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