【勉強法】映画「君の名は。」を観て勉強法がわかる!?
幕張本郷にある本塾塾長ミズシマです。本日は映画「君の名は。」と勉強法を絡めて記事を書いていきたいと思います。様々な所に勉強法のヒントは潜んでいるんですよね。どんなものでも学ぶことができるをコンセプトに行ってみましょう!
新海誠監督最新作『君の名は。』を鑑賞してきました。私には「何も考えずに素直に映画を楽しもうとする自分」と「細かいところまで映画を堪能しようとする自分」がいまして、まずは小説を読み、ある程度深いところや細かい疑問はある程度クリアしてから映画に臨んだので、素直にポロポロ涙をこぼしながら楽しみました。TOHOシネマズららぽーと船橋で観たのですが、新しくリニューアルしてから始めて行きましたが、あまりにも大画面過ぎてびっくりしました。大画面で鑑賞するのもいいですね。
小説を読んだ後で映画を鑑賞したのは今回は私にとっては正解でした。勉強法の話をする前にまずその理由を話しますね。
小説を読んだ方が作者のこだわりに触れやすい
小説を読んだ後で【勉強法】小説「君の名は。」を読めば勉強ができるようになる!?で書かせていただきましたが、小説の方が言葉のこだわりに気が付きやすいですね。文字と音声では言葉の残り方が文字の方が鮮明です。私の気づきが甘いのかもしれませんが、映画を小説を読まずに観たとしたら、見落としていた伏線数知れずです。伏線を拾おうとしたら感動しているどころではありません。記事で書かせていただいたように組紐という「編み込まれた」ものを三葉の「編み込まれた」髪に「結い」、それを瀧君の腕に「結ぶ」、「彼は誰時(かはたれどき)」という言葉の深さも映画だけで気づけというのは難易度が高すぎるかなと思います。そんなことをしていたらストーリー全然頭に入ってこなさそう・・・・・
ちなみに「彼は誰時(かはたれどき)」は小説でも映画でも国語のユキちゃん先生が説明してくれていますね。
このユキちゃん先生は「言の葉の庭」の雪野先生ではないかと言われていますね。作品を超えてつなぐのも結びなのでしょうか?
黄昏時→彼は誰時→カタワレ時→元の意味は逢魔が時とそれぞれの言葉がつながります。
黄昏時・・・夕暮れの人の顔の識別がつかない暗さになると誰かれとなく、「そこにいるのは誰ですか」「誰そ彼(誰ですかあなたは)」とたずねる時間帯である。瀧君と三葉が3年の時間差を経て再開する時間帯ですね。
カタワレ時・・・片割れ時と解釈すると自分の片割れと出会うとき、それが黄昏時とつなげていますね。
逢魔時(おうまがとき)=大禍時(おおまがとき)・・・西の空から夕焼けの名残りの「赤さ」が失われて藍色の空が広がる時にこの世にいないものに出会うかもしれない不気味な時間、だから3年の時を超えて出会えているんでしょうね。
とまあこれだけの情報を頭の中で映像を見ながら解釈していたら神でしょう??小説で言葉を読んで、それを調べて初めて分かることだと思います。小説は気になる部分で止まって考えたり、調べたりすることができるのが利点ですね。
「君の名は。」の最後の。(まる)について、最後のシーンの小さなハッピーエンディング(まる)を表しているんじゃないか?って言っていた人がいました。新海監督がどう考えていたのかわかりませんが、そうだったら素敵だなと思います。
映画の方が何も考えずに楽しむことができる
小説と違い映画の方がストーリーを楽しむことに向いていると思います。瀧君と三葉が入れ替わった時の仕草や糸守町の風景など、組紐の編まれ方や隕石の衝撃の凄まじさなどは小説では頭の中でイメージしなければいけません。そういう意味では小説の方が頭を使って読んでいます。映画では容易にそれを補ってくれるだけでなく、声優の声色や背景音楽によってストーリーのかなりの部分を補ってくれます。映像の利点は「想像力を働かせなくても何も考えることなく感じるままに楽しむことができる」という点です。
小説と映画の違い
小説と映画を両方見終わった後に気が付いたことがあります。私は小説を読んだ感想は細部が中心になり、映画の感想はストーリー中心になります。映画を見終わった後「あの時のセリフ良かったな~」と思ってもそのセリフの細部は全く思い出せないのです。しかももう一度観に行かない限りは確認することもできない。「君の名は。」を何回も観に行く人がいるのもうなづけますね。また行ってもおそらく発見があると思いますので。こだわって眺めるには小説、深く想いをめぐらすなら映画という所でしょうか?
この違いは実は勉強法で重要なヒントなのです。
映像(授業)だと終わらない生徒のケース
これは勉強をする上でのヒントになります。本塾の生徒で中学校3年生で社会を自考学習(グループ学習)で理科、社会をやりながら自宅で映像授業でやっている生徒がいます。本人の意思を尊重するところが本塾のコンセプトです。
しばらくするとその生徒が言いました。「映像授業先生の言っていることがすごい面白くてためになるんですけど、全然先に進みません泣」
「○○ちゃんが中学校1年生で面白い!と思いながら学ぶことは重要なことなんだけれども、今(中学校3年生)でそれをしてしまうと絶対間に合わないってことがわかったよね。苦手だったり好きな部分に使うのはいいけれども、映像授業に使っている時間も教材をやっている時間に振り分けないと間に合わないよね。」
○○ちゃんが気が付いたのは映像(授業)の方が教材でやるよりかなり多くの時間がかかってしまうこと。これはこれからの目標に向けて、やる分量を逆算していくと簡単にわかることです。しかし、中学生、高校生はほとんどがそれができずに間に合わなくて苦い思いをしている人が多くいます。教材選定や勉強法を間違えることで結果は全く変わってしまうので注意が必要ですね。
○○ちゃんはやらなければいけない教材を一日ごとに割っていって1日のやるページ数を決めてやることになりました。○○ちゃん頑張ろうね!
映像(授業)と教材(参考書)のメリット、デメリット
勉強する上で映像を用いる場合と教材を用いる場合があります。それぞれにメリット、デメリットがあるのでうまく使い分けることが必要です。一般的に
映像・・・情報量が非常に多いので重要な部分がどこにあるのかわかりにくい、個人によって判断が分かれやすい。一方で情報量が多いので重要な部分や基礎部分ができた後でより深く理解することには適している。当たり前のことには触れていない。巻き戻しや早送りができても考えたいところでうまく止めることが難しい、板書やメモは必須。
教材(参考書)・・・情報量が少ない、一方で情報量が少なくてもいいように重要なところがきっちりまとまっている。基礎の部分も丁寧に書いてあることが多い。基礎が固まっていない人、履修範囲が終わらず、または成績が間に合わず急ぐ人にはお勧め。参考書に直接書き込んだり、ノートにまとめることで書く分量はかなり映像に比べて少なくなる
子どもの学年や成績、タイプによってどちらを使うべきなのか判断することが必要です。自分たちでは判断が難しい場合は相談してくださいね。
勉強法についてもっと知りたいという方は
【勉強法×本塾情報】なぜ学校や塾の授業では成績が伸びないのか?
を読んでいただければと思います。
長い文章にお付き合いいただきましてありがとうございました。
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