【大学受験編】過去問はいつやるべき？＜過去問の正しい使い方＞｜千葉市の大学受験なら学習塾本塾 | 勉強方法全般 | 幕張本郷・西船橋の塾として学習に有益な情報をブログにてお届けします

千葉市花見川区幕張本郷の学習塾本塾ミズシマです。

学習塾本塾は大学受験指導を行っている塾なので、大学受験生が多く学んでいます。

予備校講師、大学受験指導を長年やってきて、多くの大学受験生が間違っていることに気が付きます。

それは

「大学の過去問の使い方」

です。

中学生で県立入試を受験される方は、以下の記事をご覧ください。

【県立高校入試編】過去問はいつやるべき？＜過去問の正しい使い方＞｜幕張本郷・西船橋の中学生なら学習塾本塾

では、大学受験の話に戻しますと、よくある質問が、「大学の過去問はいつやるべきですか？」という質問です。

そして、それに対して、「高3の10月です。」って具体的に答える人たちをよく見かけますが、そう質問をする人もそう答える人たちも、大学の過去問の使い方が分かっていない人です。

「大学の過去問はいつやるべきですか？」

「大学の過去問はいつやるべきですか？」という質問は本当にナンセンスな質問です。

模試でA判定が出ている人と、E判定しか出ない人で過去問をやる時期が同じでいいはずがありません。

そして、過去問の使い方を間違えれば、成績は上がるどころか下がってしまいます。

そして、直接でもネットでも、答えてくれる人は、先生を含めて、勉強ができた人です。もともと勉強ができた人に聞いても、合格したのは、過去問のやる時期が良かったのではなく、勉強ができたから合格しただけなのです。

大学の過去問はなぜやるのか？

「大学の過去問はいつやるべきですか？」と質問する人の多くは、大学の過去問はなぜやるのかを答えられません。

大学の過去問を解く理由は

①大学の問題傾向を知るため

②自分の目標（大学合格）にどれだけ足りないかを確認するため

③自分の苦手範囲を確認するため

④本番の時間配分をシュミレーションするため

⑤精神的な安心感を得るため

です。

極論を言えば、確実に受かる実力があれば、過去問は解かなくてもいいのです。

①大学の問題傾向を知るため

学習塾本塾の生徒は、自分の大学受験校の問題傾向を知るために過去問を解く必要はありません。

なぜなら、問題傾向は私が分析してアドバイスをしてしまいますし、問題傾向を踏まえてカリキュラムを決めているからです。

しかし、塾や予備校に通っていない。または、予備校などの集団指導のため、個別に問題傾向を確認してもらったり、アドバイスをしてもらえる人がいない場合は、自分で分析をするほかはありません。

①大学の問題傾向を知るための意味で過去問をいつ解くかと聞かれるならば、

「志望校が決まったらすぐ」

が正解です。

問題傾向分析に慣れている人ならば、全部問題を解かなくても、どんな系統の問題が出ているか、どんな問題形式なのかを確認するだけでもいいでしょう。

②自分の目標（大学合格）にどれだけ足りないかを確認するため

②自分の目標（大学合格）にどれだけ足りないかを確認するための意味で過去問をやるべき時期は、

⑴　受験にむけてやるべき勉強が一通り終わったタイミング

⑵　受験に向けてのモチベーション（やる気）が落ちた時

です。

⑴　受験にむけてやるべき勉強が一通り終わったタイミングで行うのは、やるべき勉強が終わった＝志望校の問題が解けるとは限らないからです。時間配分や問題形式の慣れの不足、できているつもりになっていた部分などを確認しましょう！

⑵　受験に向けてのモチベーション（やる気）が落ちた時については、過去問を解いて意識を高めたり、「まだまだだな、頑張らないと！」と思うためです。

ただ、全然勉強が追い付いていないとできなさ過ぎて落ち込んでしまう人もいるので注意しましょう。

③自分の苦手範囲を確認するため

③自分の苦手範囲を確認するために過去問をするタイミングはありません。

なぜなら、苦手範囲が過去問を解いてわかる場合はありますが、苦手範囲を確認するなら過去問ではなく参考書の方が効率的だからです。

この意味で過去問を解くならばやめておきましょう。

④本番の時間配分をシュミレーションするため

過去問を解く一番正しい使い方が、④本番の時間配分をシュミレーションするためです。

実力は足りていても、解き終わらなければ志望校合格はできません。本番は、少しでも点数を取りたいと解けない問題で止まってしまい、思わぬ時間がかかってしまう場合もあります。

どの問題がどのくらいの時間が予想され、第何問のタイミングでだいたいどのペースが適切なのか確認しておきましょう。

解くスピードが遅い人は、解く速度を上げる取り組みが必要なので早めの確認が必要ですが、特に滑り止めの大学などは、直前の1月に解いても全く問題ないでしょう。

⑤精神的な安心感を得るため

大学受験は最後は「自分を信じられるか」です。

過去問を解くことで、本番の入試はわからないが、過去問は解けたから大丈夫。という安心感を得るために過去問を解きましょう。

合格点に行かなくても、これだけ過去問をやったのだから、本番に実力が出せるはず！と信じることも重要です。

⑤精神的な安心感を得るために解くタイミングは

「入試直前期」に、安心感が得られるまで「何年分もさかのぼる」ことです。

ただし、受験に向けてやるべき勉強が残っている人は、自信をつける前に、学力と実力をつけてくださいね。

「過去問はいつやるべきか？」ではなく、目的に応じて時期を使い分けること！

「過去問はいつやるべきか？」ではなく、目的に応じて時期を使い分けることが重要です。

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