【千葉県版】中学受験は2教科・4教科どちらがおすすめ？｜幕張本郷・幕張西・習志野地区の個別指導なら学習塾本塾

2024/11/13

中学受験

幕張本郷・幕張西・習志野地区の個別指導、プログラミング教室、学習塾本塾塾長ミズシマです。

学習塾本塾には中学受験生が多数在籍しています。

最近、様々な理由で「地元の中学校に行きたくない（行かせたくない）ので中学受験したい」と言った相談が寄せられています。

ただし、一般的に中学受験は基本的に小学校の学習が塾の指導なしに自学、またはご家庭で完了する子どもがするものです。

それも、中学受験は小学3年生、4年生からの準備が必要です。中学受験の塾のカリキュラムやテキストは最短でも小学4年生から小学6年生までの3年間で組まれています。大学受験の予備校も同じですが、途中で合流すると、前提となる基礎を学ばずにいきなり応用内容に入ってしまうのでついていけない。周りの子どもたちはスラスラできるので、できない子ども扱いされて辛い。となってしまいます。

「中学受験を２教科受験する」選択肢

様々な中学受験の負担を軽減するの1つの選択肢として「中学受験を2教科受験する」方法があります。

多くの私立中学校は4教科受験となっていますが、2教科受験の形式がある私立中学校があります。

ただし、２教科受験は負担が軽くなるというメリットがありますが、当然、デメリットもありますので、その見極めが大事です。

【中学受験】2教科受験・4教科受験を判断するポイント

中学受験において、受験科目の選択は非常に重要な決断です。2教科受験は、通常、国語と算数の2科目で受験する形式、4教科受験は、国語、算数、理科、社会の4科目を受験する形式です。

1科目受験科目が増えるということは、中学受験は各教科3年間分のカリキュラムで組まれているため、目安として60分～80分／週は最低でも授業を受ける必要があり、それを復習、演習する勉強時間がひつようとなります。

理科・社会を加えるメリットは大きいかもしれませんが、安易に取り組むと子どもが潰れてしまうリスクが上昇します。

では、どのように2教科受験・4教科受験を判断すればいいか押さえて行きましょう！

ポイント①　受験（入試）までの残り期間

さきほど、中学受験は各教科3年間分のカリキュラムで組まれていることに触れました。つまり小学4年生から始めるのであれば、一般的な中学受験生のペースで学習についていくことができれば、後は志望校のレベル（偏差値）に達することができるか勝負となります。

しかし、「一般的な中学受験生のペースで学習についていくことができる」＝「小学校の授業は問題なく理解できている」ことが前提となりますので、小学生の平均的な学力があればいいということではありません。その意味でも小学3年生よりも前から準備を始める子どもも多くいるのです。

中学受験の経験がない保護者様にとっては、3年以上前から受験勉強を始めるということは経験がないばかりか、想定外かもしれません。高校受験で言えば、中学入学すぐに受験勉強を始めるのと同じです。小学生にその負担をかけることは、並大抵のことではないことをじかくしなければなりません。

一方で、小学5年生・6年生から中学受験を始めることは、集団指導塾ではほぼ不可能だと思って差し支えありません。

なぜなら、学習量の負担だけではなく、ただ単純に小学4年生の内容を習っていないため、学習内容に穴ができたり、小学4年生内容を前提とした範囲では、理解することがかなり難しくなるからです。

個別指導では、小学4年生の内容からペースを上げて追いかけることが可能です。しかし、ハードな学習内容の中学受験で、周りの子どもたちを追いかけ、追い越すことための学習量は並大抵のことではありません。個別指導は進め方によっては集団指導塾のカリキュラムのペースを凌駕することが可能ですが、本人の意思や集中力に依存するため、誰でもできるわけではないでしょう。

ポイント②　4教科の方が志望校選択の幅が広がる

千葉県内の私立中学校では、4教科で受験できない学校はほとんどありません。特殊な受験形式を持っている学校も4教科受験とは別に受験形式が用意されているため、4教科受験が一番中学校の選択肢が広がります。特に、偏差値55を超える中学校の場合、4教科受験のみの私立中学校が多いため、上位進学校を志望する場合には、4教科受験が必須となります。

一方で、偏差値50を下回る中学校にも評判のよい中学校はたくさんあり、高校受験になると偏差値が20以上変わる学校もあります。具体例としては、2教科受験が可能な日出学園を挙げておきます。

＜例＞

日出学園中学校　中学受験偏差値　38（四谷大塚Cライン50偏差値）

日出学園高校（進学コース）高校受験偏差値　58（V模擬偏差値）

日出学園高校（特進コース）高校受験偏差値　63（V模擬偏差値）

千葉県内で2教科受験できる中学校は他にどこにあるの？という方は以下にまとめてありますのでご確認ください。

【千葉県版】2教科（算数・国語）で中学受験できる私立中学校｜幕張本郷・幕張西・習志野地区の個別指導なら学習塾本塾

ポイント③　4教科受験に耐えられる費用を負担できるか？

大手塾の費用は集団指導で4教科受験の場合は、6年生だと年間100万を超え、3年間で200万以上かかります。

以下の記事では、3年間で約260万と書かれています。

【日能研6年生の費用】3年間で支払った料金を完全公開！夏期冬期講習/2科/4科（受験ポータル）

https://juken-support.jp/nichinoken-6nensei-cost/#st-toc-h-5

学習塾本塾で個別指導2教科を受講する場合、通常授業だけでなく、春期講習、夏期講習、冬期講習すべて追加受講しても、大手集団指導塾4教科の料金はかかりません。実は2教科でも年間で考えると学習塾本塾の個別指導の方が安いです。月謝は本塾の方が高いですが、講習料金が大手塾は高くなっているので、年間だと大手塾より個別指導なのに安いのです。

※学習塾本塾の中学受験料金は、無料学習相談時にご案内しますので、料金のみのお問い合わせはご遠慮ください。

コストパフォーマンスを求めるならば、個別指導で2教科受験してしまった方が、塾によっては手厚い指導を受けながら安い場合もあるでしょう。

※個別指導塾によっては、中学受験対応不可だったり、中学受験に明るくない塾も多いのでご注意ください。

ポイント④　得意教科を活かす受験をするか？

算数・国語は得意だけれど、理科・社会は苦手という場合は2教科受験の方が有利になります。一方で理科・社会が得意だったり、国語・算数のどちらかにかなりの不得意科目がある場合は、4教科受験をした方が有利になるでしょう。

2教科受験の場合は、当然のことながら算数・国語で4教科受験よりも高得点を取らなければなりませんが、残り理科・社会2教科を学ぶ勉強量を算数・国語に費やすことができればと考えれば、判断が分かれると思います。

参考までに2024年八千代松陰一般入試21日を挙げると、

21日一般入試　4教科合格最低点　201／350（57.4％）

21日一般入試　2教科合格最低点　135／350（67.5％）

となり、ほとんどの場合、＋10％を目安とするといいでしょう。

ポイント⑤　集団指導に耐えられる子どもか？

学習塾本塾と大手塾を併塾されているお子様もいます。平均以下のクラスに在籍している子どもの多くは、授業で指導されたほとんどの問題を自分で解くことができません。個別指導でもう一回一から指導していることもしばしばです。また、集団指導塾は拘束時間が多いため、授業中寝てしまっているケースも多く見られます。さらに、集団指導塾では、大量に宿題がでてしまうため、体力、気力、集中力が未成熟の小学生に負担としてかかります。それに耐えられるような子どもであるかどうかが判断の基準となるでしょう。集団指導塾で成績やクラスがいつまでも上がらない場合は黄色信号だと思います。