【教育的観点】若者の退職はなぜ増加しているのか？｜幕張本郷・幕張西・習志野地区の個別指導、プログラミング教室なら学習塾本塾 | 塾長ブログ | 幕張本郷の個別指導塾及びプログラミング教室として学習に有益な情報をブログにてお届けします

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学習塾本塾、プログラミング教室「コードアドベンチャー幕張本郷校」「コードアドベンチャー田町校」の3校舎を運営しているので、春の時期は入塾（入会）希望が殺到し、ブログを書いている余裕が全くありませんでした。

合格体験談も、成績UP体験談も書く内容はあるのですが、今、目の前にいる生徒・保護者様が最優先なので、後回しになってしまってごめんなさい。

学習塾本塾では、新年度が始まったばかりだというのに、満席寸前の曜日時間帯が発生してしまっています。ご希望の日程で組めなくなってしまう可能性がございますので、ご検討の方は早めにご検討くださいませ。

「コードアドベンチャー幕張本郷校」「コードアドベンチャー田町校」も満席の時間帯が出てきてしまっているので、併せてお早目のご検討を。

本日は教育者として、最近気になっている話題に触れたいと思います。

「退職する若者たち」

最近のニュースで話題になっているのは、「退職する若者たち」についてです。4月の入社直後やＧＷ明けに退職代行に駆け込む人が多くなってきていることが社会現象となっています。

厚生労働省の調査では2021年に大学を卒業して就職した人のうち、3年以内に仕事を辞めた人の割合が前の年から2.6ポイント高い34.9%だったと発表していました。

若者だけとは限らないかもしれませんが、年々退職者は増加しているようですし、この状況では今後もっと増えるかもしれません。

直近1年で退職者増加の企業が約6割、大企業は7割超（ビズリーチ）

https://www.bizreach.co.jp/pressroom/pressrelease/2024/1022.html

メディアは理由として様々なことを取り上げていますね。「若者の価値観の変化」「人材の売り手市場」「退職代行サービスで簡単にやめられる」「企業が採用の時にいいことしか言わないから」など。

退職する人が増加しているとはいえ、人それぞれ退職する理由は様々でしょう。

2024年の『エンゲージ』ユーザーアンケートでは、若者が退職する本当の理由は

第1位「人間関係が悪い」

第2位「給与が低い」

第3位「会社の将来性に不安を感じた」

第4位「評価人事制度に不満があった」

第5位「社風・風土が合わない」

だそうです。

引用：「本当の退職理由」調査（2024）
退職時、本当の退職理由を伝えなかった方は半数以上。
本当の退職理由トップは「人間関係」。
退職代行サービスの利用経験は3％に留まる。

https://corp.en-japan.com/newsrelease/2024/38267.html

理由を聞いていると、若者が退職するのは、会社に退職する原因があるってことですね。

ただ、これだけ増加しているのは、日本の現代社会に問題があるのではないかとも感じてしまいます。

そして、それは元をたどれば教育にあるんじゃないかと感じるわけです。

本当に若者が退職するのは会社が悪いの？

若者が退職するのは本当に会社が悪いのでしょうか？確かに会社が悪いこともあるでしょう。ただし、喧嘩も恋愛もお互いの言い分があるものです。

友人の経営者や管理職の方に聞いてみると、退職する人の多くは退職に至るような傾向があるようです。

「人間関係が悪い」のも人間関係が悪くなるようなことを自分でしていたり、「給与が低い」のも会社で活躍できていない、むしろ会社に不利益を与えてしまうから給与が上がらない、そういった人も多くいるようです。

なぜ、会社に入ってうまくいかない人が増えているのでしょうか？

「お客様化」する若者たち

最近の若者たちは「お客様化」していると感じます。年齢に関わらずなんでも自分の思い通りにならないと気が済まない人はいますが、できる限り自分では苦労したくない、でも望むものを手に入れたいという人が本当に増えていると思います。

そして、思うようにいかないと「飽きた」「つまらない」とやめてしまいます。そういった人たちでも楽しめるようにサービスは向上し、便利になる一方で、益々若者たちは「お客様化」していると感じます。

「先生やって～」

若者たちの「お客様化」は、当然のことながら幼少期から始まっています。塾でもプログラミング教室でも、自分でやらずに「先生やって～」「先生解いて～」という子供たちが増えました。

自分でやらないと意味がないと伝えても、やりたくないから先生がやってくれないとやらないという生徒さえいます。

じゃあ、この問題はやってあげるから見ておいてねと解くと。もうできるからやらなくていいと言います。

当然のことながら、自分でやらせてみるとできないのですが。

自分のことが見えない子供たち

ゲームを例に挙げましょう。昔は特殊な例を除けば、みんな条件は同じ中で努力して点数を上げたり、クリアしたりしていました。

今は、お金を払うと努力しなくても強いカードや武器が手に入ったり、設定をいじるとチート（ずる）ができてしまいます。

ずるをして手に入れたものを以下にも自分の実力と勘違いしてしまうことが、現代には起こりやすいのです。

現代の子供たちは現実を見ることが苦手です。努力せずに何か魔法のように結果がもらえることを望んでいます。

そして、直面した現実に耐えられないと、ショックを受けて何もできなくなるか、周りのせいにして自分を落ち着けるようになります。

若者が会社の給与や評価制度に不満を持つのも、まだ経験も浅い自分が上司以上に活躍する姿が見えているのかもしれません。なにか魔法のようなもので、輝かしい社会人生活を夢見ているのかも知れません。

その場しのぎを繰り返した人の末路

過程がなく、努力もなく、結果だけを追い求める人は、社会に出て成功できるはずはありません。

なぜ定期テストや入試があるのか？それは、学問の習熟度を測るもの、ひいては、実力を測るために与えられた課題に対してどれだけ成果を出せるかを問われています。

どの教科も理解せずにただ丸暗記してその場だけ乗り切ってきた人には、学問が身についていないだけでなく、直面した課題を根本から解決する術を知りません。

社会に出れば、しっかりとした実力があるのか、言葉だけの張りぼてかはすぐにわかってしまいます。形だけの自分なりの頑張りに、「評価してくれない会社が悪い」となってしまっていないでしょうか？

実力が身につけば、結果は重要ではない

偏差値の高い大学に行っても将来の収入が上がらないって本当？
https://diamond.jp/articles/-/104156

記事を見ていただければわかりますが、実力がついていれば、試験に合格したかはあまり将来にはあまり関係がないということです。

それなのに、実力をつける努力をせずに、結果を追い求める世の中ですし、それを許し、促進してしまう教育になっているのが非常に残念です。

「自考学習」が身につけば、将来社会人として活躍できる

学習塾本塾では、学歴や偏差値が高くなることを重視していません。自分の今の位置から、しっかりと本当の力を身に付け、成績や点数を向上させ、その結果としてそれぞれの志望校の合格を目指し、その過程で将来活躍する能力、ノウハウを身に付けてほしいのです。

それが学習塾本塾の「自考学習」に集約されています。

自分が何を学んでいるかもわからず、ただ先生の言われたことを丸暗記し、それが学ぶことだと思っている生徒が、将来活躍できるとは思えません。

「先生の授業を真面目に受けていれば大丈夫。」なんて、先生の都合でしかないのです。

授業であれ、参考書やテキストであれ、自分が何のために学んでいるのか？どう学べば役に立つのか？それをしっかり考えながら学問に取り組むことで、仕事への向き合い方を学んでほしいと思っています。

子どもが自然とうまくいく能力を育てる

一方で、幼少期や小学生に何のために学ぶのか？どう学べばよいのか？理解させるのはかなり難しいでしょう。

幼少期や小学生に必要なのは、別の側面の「自考学習」です。

あらゆることについて考える。頭を働かせることが重要です。世界に対して興味や疑問を持ち、それを自分で考え、周りから学ぶ。そういった学び方ができるように、将来学問に取り組むときに、物事を深く理解し、取り組む能力を小さいころから身に付けることが必要なのです。

学習塾本塾では、ただ公式を覚えさせたり、ただ自分勝手に解かせるのではなく、問題に一緒に取り組みながら、先生の思考回路を学んでいただいています。プログラミング教室でもプログラミングを通じて、楽しく試行錯誤したり、順序立てて物事を思考するやり方を身に付けていただければと考えています。

自分で将来をマネジメントできれば、退職を恐れずに済む

自分がどんな能力があるのか、どんなことをしたいのか。自分自身のことをきちんと学んでいれば、会社とのミスマッチも起こりにくいですし、会社の理想と現実も見抜くことができるでしょう。

しっかりとした実力が伴えば、会社からも評価されますし、どんな会社でも、たとえ転職、退職してもうまくいくでしょう。

社会に出るまでに、どんな準備をするのか、どんな準備をさせたらよいのか考える必要があるのかもしれません。

将来のために、今どう学ばせたらよいのか、学んだらよいのかお悩みの方はご相談ください。

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