【合格体験記】偏差値20非進学校男子、奇跡の大学受験合格｜千葉市の大学受験なら学習塾本塾

2021/03/27

合格体験記

学習塾本塾ミズシマです。

「どんな子どもでも、本人が望む限り、合格に向けてできる限り尽くす。」

と決めています。

ビリギャルや広告などに出てくる奇跡の逆転合格の子どもは、実は偏差値が高い進学校出身だったと言われていますから、非進学校の子どもが大学に合格するのはかなり難しいのが実情です。

非進学校だけど、普通科ではないけど、それでも大学に行きたい。その夢を叶えた生徒がいます。

今回の奇跡の合格は、本塾全体に勇気を与える結果でした。

受験生のみなさんにも勇気を与える内容ですので、記事にさせていただければと思います。

非進学校偏差値20の男子、半年で大学受験に奇跡の合格

合格者情報

名前　F.W
高校名　東京学館船橋高校　情報ビジネス学科

合格した大学　淑徳大学　コミュニティ政策学部
入塾月　高校3年9月

非進学校で赤点だらけだけど大学に行きたい

学習塾本塾に相談に来た時、すでに高校3年生の夏が終わろうとしていました。非進学校、しかも普通科ではない、同級生達の多くが専門学校か就職の道を選びます。

そんな高校で生活を送っているFくん。学校の成績は赤点だらけ。卒業が危ないFくんが、保護者と共に呼び出されるのは１度や2度ではありません。

高校の夏の面談、成績が悪く呼び出しを受け、そこで大学に行きたいと言ったFくんに、担任の先生は、「おまえが大学に合格するのは10年かかる」と言ったそうです。

10年間を半年にする

大学受験まで半年しかありません。一般的な大学受験生でも、これから大学受験を一から始めるなら浪人を覚悟する時期、予備校に通っても間に合わないことは当然Fくんもわかっています。

体験授業の結果、英語は、中１範囲の英単語が書けず、動詞の過去形が書けないレベル、現代文は、小４の文章が解けないレベルでした。

偏差値20ですが、もう、偏差値は測定不能です。試験はほとんど暗号のようなものなのですから・・・・

担任の先生が大学に行きたいなら10年かかると言った言葉はあながち間違いではありません。

忌憚なく言うならば、私が今まで大学受験生を指導してきて、高校3年の大学受験生でこれほど学力がない生徒は初めてでした。

予備校や学校の何倍も効率化し、逆転合格に導いてきましたが、10年間を半年にすることは、塾にとっても本人にとってもすさまじい難易度となります。

どんな生徒でも諦めずに合格に導く。それを最大限試される今回の大学受験となりました。

学習習慣をはじめからていねいに

小・中学校のレベルからスタートしましたが、まずは学習習慣からでした。

「塾用のノート持ってくること！」

「プリントはなくさないようにファイリング！」

「本塾は毎日宿題あるから、毎日宿題確認すること！」

本塾の英単語暗記法など勉強のやり方から学習習慣まで至る所を一から大改造です。

具体的な勉強法・カリキュラム

具体的な勉強法・カリキュラムについては、詳しく書くと1冊本が書けるレベルになってしまうので、別の記事にしたいと思います。

諦めない心

1月下旬に大学入試が始まり、各大学第一期の試験が始まりました。

結果は全て不合格。

一番の敗因は、卒業試験と大学入試第一期の時期が重なってしまったこと。

卒業が危ないFくんは、入試直前も卒業試験の勉強をしなければなりませんでした。入試科目については実力もつき、問題なくクリアできたのですが、入試科目以外の教科は直前の勉強を余儀なくされてしまいました。

大学入試の不合格通知を受けて落ち込むFくんでしたが、立ち直りが早かったのが幸いでした。

「やっぱり大学受験は簡単じゃなかった。もっと頑張らないと！」

諦めない心で勉強を続けました。

もう大学なんて受からないから諦めろ

卒業式の日、大学に1つも受かっていないFくんは、友人からキツイ言葉をもらいます。

「もう大学なんて受からないから諦めろ」

クラスのみんなも、大学に進学するのはごく一部、ほとんどが専門学校か就職します。クラスで成績も良くなかったFくんが大学受験することは無謀に思われたのでしょう。

悔しくて、その友人と喧嘩別れして帰って来たそうです。

悔しいけど、諦めたくない。改めて勉強を続けました。

浪人覚悟、その時奇跡が！

淑徳大学の合格発表日、Fくんも家族も合格発表を見ることはありませんでした。悔いの無いように受けたけれども、きっとダメだっただろう。そういう気持ちが合格発表を見る勇気を奪っていました。

浪人も考えないと、とFくんも家族も考え始めていたある日、玄関からFくんのお母さんの叫び声が聞こえました。

「え？強盗？？？」

あまりにもすごい叫び声にFくんは駆けつけます。

そこには、速達で届いた封筒をもったお母さんがいました。

速達の中身は言うまでもないでしょう。

奇跡が起こった瞬間でした。

今日はエイプリルフールじゃないぞ

「おまえが大学に合格するのは10年かかる」と言った担任の先生に早速電話したそうです。

「先生、大学に合格しました！」

「今日はエイプリルフールじゃないぞ」

「いや、塾で頑張って勉強して本当に受かったんです！！」

「？？？？？？？、とりあえずお母さまに代わってもらえる？？」

全く想定していなかった報告に担任の先生はパニックに。

こんなに動揺している担任の先生は初めてだったそうです。

Fくんの高校は、淑徳大学に確認の連絡をしたそうです。

それくらい、Fくんの大学合格は衝撃だったのです。

非進学校で卒業が危なかったFくんが大学に合格するとは高校の先生たちは誰も思っていなかったのでしょう。

合格者は晴れやかに

合格者インタビューの日、Fくんは自転車で颯爽と現れました。

マスクを忘れて笑

※マスクは忘れて来た生徒用に準備してあるので、マスクを着けてもらいインタビューさせていただきました。

「いや～、合格しました」

Fくんは、今までにない笑顔で合格を報告してくれました。

ここまでの記事に書くことができなかった、同じ大学にAOで合格していた友人が、電話越しで泣いてくれたこと。塾の費用を援助してくれていたおじいちゃんが、合格の報告をすると静岡から喜んで駆けつけてくれたこと。合格通知を受け取った日、お父さんが嬉しそうに遅くまでお酒を飲んでいたことなど、嬉しそうに話をしてくれました。

「周りのたくさんの人たちが応援してくれたし、心配してくれていたんだね。それを知ることが出来て良かったね。」

合格が人生を変える。

たとえ、誰もが不可能だと言っても、困難が大きくとも、諦めずに最後までチャレンジする。

本塾は、そんな生徒の可能性を広げ、どんな生徒でも合格をサポートします。

誇りある学習塾本塾の合格者として、これからも頑張って下さいね。